
本校は、一膳坂とよばれる急な坂道を登った先にあります。一膳坂の名称の由来は「朝ごはん一膳をしっかり食べないと登れないほど険しい」というものです。一膳坂を登りきり、歴史ある校門に迎えられると、風格ある校舎が立ち並びます。
その中でも、中学生が主に使用する中学棟は、2010年に竣工したばかりの新しい校舎です。中学棟には、中学1年生〜3年生が使用する普通教室のほか、体育室や技術室などの特別教室があります。中学棟の普通教室には、電子黒板機能付きプロジェクターが完備されており、ICT環境も充実しています。ホールには千葉中文庫という中学生用の図書コーナーを設置しており、読書に親しみやすい環境となっています。
中学棟付近にはランチルームがあり、中学生は全員で楽しく給食を食べます。中学棟の奥には、2014年に完成したきれいな人工芝グラウンドがあり、体育の授業や部活動で使用されます。中学棟に隣接するテニスコートは2018年に改修工事が行われました。
一部の教科や総合学習は、特別教室棟(理科棟)で授業が行われます。特別教室棟には、中学理科室や中学家庭科室のほか、少人数授業や総合学習(ゼミ)で使用する特別教室や多目的室があります。また、カウンセリングルームや高校理科の各教室、コンピュータ室もあります。管理・芸術教室棟では、音楽・美術・国語の書写の授業が、専門の教室で展開されます。
そして、独立した建物として講堂、図書館、記念館(美術館)があるのが、本校の特徴です。中でも講堂は、1927(昭和2)年に建てられ、本校で現存する最も歴史ある建物です。講堂は、入学式や卒業式のほか、社会人講演会や合唱祭などの行事に使用されます。県千葉生は伝統が感じられる充実した施設環境にて、日々有意義な学校生活を送り、勉学に励んでいます。