校長挨拶

「教わる」から「学ぶ」へ

~「主体的」学び、「対話的」学びを通した「深い」学びをめざして
コミュニテイ・スクールとしての挑戦~
 

 


 本校は、平成16年4月から平成26年3月まで、千葉県教育委員会より「自己啓発指導重点校」の指定を受け、生徒指導を中心に規範意識と思いやりの心を育てる人間教育を徹底してきました。これらは一定の成果を挙げ、卒業生も多方面で活躍し、地域の方々にもご理解とご協力を得てまいりました。

 今後は、人間教育をさらにすすめるとともに、社会人基礎力としての「学力向上」を図っていきたいと思います。ここで言う「学力」とは、疑問に思うことを見つけ、知識をもとに追究し考えることであり、考えたことをわかりやすく図や表などを使ってまとめたり、表現することです。そのためには、基礎的な知識や技能の習得が前提ではありますが、それが目的ではなく、それらを使っていかに考えを深めるか、いかに表現するかということこそが、社会で求められていることなのです。

 そのような「学力」を向上させるために、自ら進んで疑問を持ったことについて追究する探究学習がさまざまな教育現場で提唱されています。自らの疑問をさまざまな方法で探究する主体的態度は、教師の指導を受ける受動的態度とは対極をなすものであり、「教わる」という意識から進んで「学ぶ」という姿勢への転換を表しています。また、グループ等での話し合いの中で一致点を見い出そうとする対話は、その過程で自己の意見を表現したり、相手の意見を取り入れながら思考を深めるという結果をもたらします。

 平成27年4月より千葉県教育委員会より指定された「コミュニティ・スクール」として、地域の教育資源を生かしながら、基礎的・基本的知識や技能の習得をめざした「学び直し」と、探究学習をはじめとした主体的な学びを模索しながら、「学力」の向上を図りたいと考えています。皆様のご理解とご協力をお願いします。

 

平成29年4月
校長  若 菜 秀 彦